初めての散骨事業者選び!散骨サービスの種類とポイント
最終更新日:2021年09月02日
「散骨をしたい」とお考えになられた際に、”どのような種類の事業者の手を借りればよいか”を考えるにあたって”自分はどういう散骨をしたいのか・どこまで自分自身でやりたいのか”を見つめることはとても重要です。散骨以外のもので例えて言えば、「庭に小屋を建てたい」と思った際、ハウスメーカーに行くのか、それとも地元の工務店に行くのか、あるいはホームセンターに行き自分で資材を調達しDIYするのか、もしくは資材や設計図は自分で用意するものの組み立ては他者に依頼するのか、個々人の考えや状況によって全然違うのと同じです。どの工務店が優れているか、どのホームセンターが品ぞろえが豊富か、ということの前にどこまで自分でやるのか、は重要な視点です。「ふじみ散骨」は分かりやすい表現を用いれば”(状態に関係なく)そのままのご遺骨と1万7千円の料金さえ渡してもらえば、あとは全部こちらで(お客様の代行として)やっておきますよ”という事業を提供しておりますが、もしお客様ご自身で船に乗りたいとお考えであれば弊社以外の事業者を探さなくてはなりません。その際、例えば船舶を保有している事業者であれば釣りの免許だけではなく散骨もできる船(不定期航路の届出のある船)かどうかや、例えば船を保有せず他の事業者の船をチャーターして乗船散骨(お客様が直接船に乗る散骨)を提供している事業者であれば旅行業の免許が必要な内容かどうか(旅行業の免許があるのかどうか)なども気にする必要があります。その際、参考となる情報を以下に簡単に掲載いたします。このページは、前述の例えで言えば、「良い工務店の選び方」や「良いホームセンターの選び方」ではなく、それ以前の「工務店ではこういうことをやってくれますよ」「自分でやりたければ、ホームセンターではこういうものを売っていますよ」「資格のない人に電気工事を依頼したらダメですよ」というニュアンスのものです。このページの閲覧者様が漠然と「散骨をしたい」とお考えになられた際に、(弊社のお客様になってもらえる・もらえないに関わらず)閲覧者様にとって良い選択・閲覧者様のニーズを満たせる選択の一助になれば幸いだと考えております。
散骨業者の選び方
こういった内容は自社と異なるやり方をしている他社を悪く言ったりポジショントークにつながりやすいため避けておりましたが、お客様・サイトの訪問者の役に立つと考え、なるべく客観的にいくつか載せることにいたしました。本当にいろいろな事業者・事業内容があるため、お客様におかれましては複数社よく比較して選んでいただきたいと考えております。その際にはぜひ「ふじみ散骨」もブックマークに入れたりお手元にメモをしておくなどしてご検討のうちに含めていただければ幸いです。
この記事は、「良い業者の選び方」ではございません。その前段階として、どのようなタイプの散骨事業者・散骨サービスがあるのかを知ることができるように初めて散骨について調べる方を想定して書きました。また、強いて言えばお客様にとっての”良い事業者”とはお客様のニーズを満たすことができる事業者だと考えています。散骨会社やその提供サービスは多種多様なため、お客様ごとの予算や価値観に応じてよく比較検討をなさることを強くお勧めいたします。
全部業者にやってもらうか、自分で船に乗るか
「散骨」とだけ言った場合、自分で船に乗らなくてはならないタイプと骨を業者に預ければ全部やってくれるタイプのどちらも指すため、自分の求めるタイプの業者を検索する際にはもう少し詳しいキーワードを使う方が見つけやすいです。自分で乗船するタイプは「立会散骨」「施主散骨」「乗船散骨」と呼ばれ、複数の遺族が一度に船に乗るものを「合同散骨」、1つの遺族が自分のためだけに船を出してもらうものを「チャーター散骨」と呼ぶ業者もあります。遺骨を業者に預ければ粉骨から散骨まですべて代わりにやってくれるタイプは「委託散骨」「散骨代行」「代行散骨」と呼ばれます。事業者によって使う言葉や表現は異なるため、各事業者の説明はよく読んだ方が賢明です。「ふじみ散骨」は遺骨を預けるだけですべて代行する委託散骨の専門サービスです。
不定期航路事業や旅行業の許可・届出などは大丈夫か
お客様・ご依頼者様を船に乗せる場合、その規模に応じて「内航不定期航路」の届出や「旅客不定期航路」の許可が必要になります。遊漁船(釣舟)の登録しかない船で行うのは違法です。まず自分が乗船する船が必要な届出や許可を得た合法的な船かどうかを見る必要があります。次に、自社船を持たず他社・他法人の船を用いてお客様を乗船させる場合には旅行業の登録も必要です。自分で船に乗るタイプの散骨をご検討の方は「不定期航路事業が可能か船かどうか」を、さらに自社船でない場合は「旅行業の登録がされているかどうか」を確認する必要があります。また、自分で船に乗らないタイプであっても自社船を持たない場合は、同様に不定期航路事業が可能な船をチャーターする必要があります。「ふじみ散骨」は自社船を持たない委託散骨です、弊社が散骨時にチャーターする船は不定期航路事業可能な合法的な船舶を選択いたします。
自社船を持っているかどうか(散骨頻度や価格など)
ご遺族様が自ら乗船するタイプの散骨であっても、遺骨を預けるだけですべて代行してくれるタイプの散骨であっても、船を持っている会社と持たない会社とがあります。どんな事業でも人件費や設備の維持にコストがかかるのは当然ですが、船舶の維持管理はかなりのコストがかかります。船を所有し維持していれば、当然それを回収し利益が出せるだけの事業を行わなくてはなりません。しかし船を持っていれば乗船タイプでも委託タイプでも、事業内容を自由にデザインできます。乗船するタイプは、散骨のみを行うものから葬儀や食事会まで一緒に船上で行うものまで多種多様です。委託散骨に目を向けても、船を持っていれば比較的柔軟に(高頻度で)散骨を行うことができるはずです。
船を持たない場合は不定期航路事業可能な船舶をチャーターする必要があります。船を持たない場合、船舶の維持にコンスタントにコストがかからないため、価格を下げやすいと弊社は考えています。委託散骨の場合、チャーターの間隔を長くとれば(1回のチャーターで扱う数を多くすれば)よりいっそう料金も下げることができます。散骨頻度は高くすることができませんが、船を持たず都度チャーターするやり方をとることによって比較的安価な値段で委託散骨(代行散骨)を提供でき、遺骨を預けてから散骨までの期間を急いでいない方にとってはお手頃な価格で利用できるメリットがあります。(もちろん事業者によります。船を持たなくても相応の価格を設定し高頻度で散骨を行ったり依頼者ごとにチャーターするような事業を行っている事業者もあります。)「ふじみ散骨」は船舶は散骨の都度チャーターし、チャーター頻度をゆっくりめにすることにより、利用しやすい価格を実現しています。
手作業粉骨
粉骨のやり方について、機械粉骨ではなく手作業粉骨を希望する方はまず手動粉骨が可能かどうか確認する必要があります。手動粉骨は、特に刃物を使わない乳鉢・乳棒での手動粉骨は、機械粉骨と比較し体力も時間も必要になるため、行っている事業者は限られます。「刃物を使わない機械粉骨」や「刃物を使う手動粉骨」なども(弊社では提供しておりませんが)提供している事業者はあるため、ご自身のニーズや価値観に合ったプランを提供している事業者を探す必要があります。「ふじみ散骨」では「刃物(ブレード)を装備した機械での粉骨」と「刃物を使わない乳鉢・乳棒での手動粉骨」のどちらも歓迎しております。